Indies 1st mini album 〝Dearly〟

・タイトル→『Dearly』
・発売日→1998年4月17日
・先行販売→
    ✳︎1998年4月11日心斎橋MUSE HALL
    ✳︎1998年4月15日新宿LOFT
・再発売日→
    ①2000年3月8 
(D.N.A発売日に合わせて再リリース)
    ②2006年3月15日
( INDIES COMPLETE BOXに同梱)
・価格→初回限定盤2500円
              通常盤2100円
・発売場所→インディーズ取り扱い店舗
、ライブ会場、通信販売
・フォーマット→CD
・初回仕様→
①初回プレス3000枚限定スリーブケース仕様
②ボーカル、ヤス作『マドモアゼルな野郎達』(小説ジャンヌダルク)小冊子封入
③紺色ディスクレーベル
(通常盤のセカンドプレス以降水色ディスクレーベル)

トラックリスト
1.Fantasia(introduction)
2.Fantasia
3.Judgement-死神のkiss-
4.More Deep
5.So Blew
6.Confusion
7.Speed
8.闇の月をあなたに…

↓初回限定スリーブケース
↓裏面
↓ショップによっては先着200枚はメンバー全員サインといったところもあり、あらかじめサインされた物を渡された。
全員のサイン入りが手に入れられたのは〝Dearly初回〟と前作デモテープ〝Resist〟のみ。
〝Dearly〟リリース以降はこういった大規模なリリースイベントはしなくてもいいくらいライブ動員も増え人気が出た。
オークションやインディーズショップでは2万円程度で取引されている。
↓マドモアゼルな野郎達のイラストはKA-YUによってかかれた。
以後、このようなメンバーイラストはメジャーリリース後に行われたシークレットライブ〝Japanese Dangerous Anchans〟のフライヤーなどにも登場する(〝RED ZONE〟のページ参照)
↓マドモアゼルな野郎達、裏表紙
↓良く見ると「保徳書房」となっている
第1話〜第7話+終話の34ページと読み応え抜群。
↓付属のハガキ表
↓付属のハガキ裏
↓通常盤
↓日付が98年4月17日の物がオリジナル盤。
あとに〝D.N.Aと同時に発売された再発盤〟と〝INDIES COMPLETE BOX収納再発版〟がある。
↓ブックレット内写真
メンバーそれぞれの顔がライトで飛んでおり、〝AV女優の様になっている〟と語っていた。
↓特典のポストカード(詳細不明)
おそらく存在するジャンヌダルクのポストカードの中で1番古い物。
↓告知DM

↓ポスター(詳細不明)
↓フライヤー①
この時は初回〝デジタルパッケージ〟と記載されていた。
↓フライヤー②
上記の〝デジタルパッケージ〟から〝デジパック〟に仕様変更されている。
何故変更されたかは不明。
ただ、実際に発売されたのはデジパック仕様ではなく、スリーブケース仕様であった。

↓ライカエジソンフライヤー
↓コメントペーパー
画像提供していただきました
ありがとうございました😊
↓〝MISTRUST PRESENTSイベント〟フライヤー
ジャンヌダルクが参加したのは5月29日の大阪のみ。
↓98年6月14日イベント〝SEISMIC FOCUS scene.V〟フライヤー
↓イベント〝SHOCK WAVE'98 CIRCUIT Vol.1〟フライヤー
Raphaelのボーカル有紀とはソロライブのサポートメンバーに参加したりで交流がある。
↓SHOCK WAVE'98夏の陣
配布うちわ
↓フライヤー(リリース後10000枚突破)
↓東名阪ワンマンツアー優先予約フライヤー
↓1998new year's greeting card
↓告知ポストカード
↓絶対音館

↓初ワンマンライブチケット、スタッフパス
☆〝RED ZONE〟リリース時のJEEZ特典〝Graduate file〟より今作を振り返って☆
YASU→いろんな意味で期待が膨らんだ作品。みんなめっちゃ下手やけど、それなりに納得のいく作品です。Fantasiaを聞くとレコーディングしてた時の事を思い出します。あまり聞かないけど、一番好きなかもしれない。
YOU→個人的に一番好きな作品。今聴いても楽しめます。
KA-YU→一番好きなアルバム。ヘタやけど一番いいね。
KIYO→今思い出すと、あのレコーディングの日々を写真に撮っておきたかったという位、充実していました。凄く納得しながら作り上げたものです。自信作と言っても過言ではない、、、。
SHUJI→この時は一度してるから大丈夫だろうという、甘い気持ちでいったのがだめでした。もう何回撮ったか覚えてないぐらい、やり直しました。今までで一番辛いレコーディングでした。でも作品自体は一番気に入っています。
↓〝Judgement-死神のkiss-〟PVより抜粋
↓アーティストフォト
↓Apre's Guerre vol.25 レコーディング中の〝Dearly〟についてのインタビューを掲載
↓Apre's Guerre vol.26〝Janne Da Arc特集号〟詳しくは別項目〝Apre's Guerre〟にて
↓QUAINT vol.6
Janne Da Arc史上(おそらく)初めて雑誌の表紙になったもの
ライブレポートやDearly全曲解説掲載。
↓V系バンドが出演する、主要ライブハウスにて無料配布されたフリーマガジン〝絶対音館〟98年3月号。
インタビューも掲載。
↓QUAINT vol.7より
KA-YU作の4コマ。
QUAINT vol.6が発売の際、KA-YUがはインタビュアーに『発売に間に合わへんわー』と言っており、『じゃあもし発売に間に合ったらどうする?』に対して、KA-YUは『4コマを書く』と言った事で実現。
一見内容が分からないが、わかる人にはわかる4コマ
↓GLARE vol.1
↓テレビ出演時

↓初回3000枚プレスは紺色で、通常盤も紺色だったが、ある時を境に水色となっていたが、いつからかなどの詳細は不明。

D.N.Aと同時に再発したもの(2000年3月8日付の物)とINDIES COMPLETE BOX同梱は水色である。
自分はRED ZONE発売後くらいに購入したが、既に水色だった。
(写真の水色ディスクはcomplete box収納のディスク)
☆解説☆
・Janne Da Arc初のCD音源であり、プロデューサーを付けないセルフプロデュース作品。
メジャーデビュー後も比較的に演奏頻度が高い。
〝Dearly〟とは〝愛情を込めて、心から〟などの意味。
メンバーそれぞれ内容には満足しており、テープでは出来なかった、「ピッ!」と曲を飛ばせるのに感動したらしい。
・初回プレス3000枚は予約完売。
V系を扱うインディーズでは、多数の店でランキング一位となっていたらしい。
もともとフルアルバムでも良かったが、KA-YUが「4曲か5曲でいいやん」というアイデアを出した。そこで間を取り7曲になった。
事前の告知フライヤーには〝デジタルパッケージ〟や〝デジパック仕様〟という告知があったが、実際に発売されたものはスリーブケースパッケージだった。なぜ仕様が変更したのかは不明。
・初回特典の〝マドモアゼルな野郎達〟は当時のミニコミ誌「Apre's Guerre(アプレゲール)」で掲載されていたものである。
(マドモアゼルとは〝お嬢さん〟の意味)
掲載期間はvol.21(1997年7月発行)からvol.25(1998年4月発行)に毎号連載された。それらの全5話に新たに書き下ろしたApre's Guerre未掲載の〝第六話〟、〝第七話〟〝終話〟を加え一冊にまとめたもの。
もともとは一年連載の六話完結予定だった。しかし、初回特典として考えたらページ数が足りなく、レコーディングの間も残りの〝第七話〟〝終話〟を描き続けた。
あまり知られてはいないが〝マドモアゼルな野郎達〟は初回盤特典で完結しておらず、『Apre's Guerre vol.26』のジャンヌダルク特集号で〝マドモアゼルな野郎達-最終回 あとがきの本当の意味-番外編-〟
にて完結となっている。

作品の中でKA-YUが土佐弁を話す事に対し、KA-YU宛のファンレターには〝本当に土佐弁を話すのか?〟という内容が多かった。
作品では他のメンバーも独特な話し方をしているが、これは大ウソで、メンバーそれぞれが何を話しているのかをわかりやすくするためのものである。(アプレゲールvol.23参照)
 YASUは2歳くらいの時に風呂で溺れた記憶があったり、ひとつの事を鮮明に憶えており、だから、この〝マドモアゼルな野郎達〟も書けたと雑誌で語っている。
〝マドモアゼルな野郎達〟はメジャーデビュー後の配布フライヤーで〝マドモアゼルな野郎達リターンズ〟として復刊したものが3種類存在する。
(vol.1→Another storyリリース時、vol.2→SINGLESリリース時、
vol.3→アルカディアリリース時
それぞれのページに詳細あり)
・コンセプトアルバムでテーマは「朝、昼、夜」である。
YASUがAcid Black Cherryの1stアルバム「BLACK LIST」DVD付盤のインタビューで「想い入れのあるアルバムはこの〝Dearly〟と〝D.N.A〟」と語っている。
・このアルバム以前にデモテープを4本出しているが、「闇の月をあなたに…」以外は全て新録音となっている。
・「More Deep」以外はメジャーデビューしてから、解散までの間、演奏頻度は極めて高く、当時のベスト選曲的内容。
・2005年3月27日の大阪城ホールでの凱旋ライブのタイトルも『Dearly』であった。
・SHUJIは当時まだ仕事をしており、仕事が終わってからスタジオに入っていた。
・この〝Dearly〟をリリースした事によりいろんなメーカーからメジャーの声がかかる様になった。そんな中、98年5月3日の名古屋Bottomlineでのイベントを観に来ていたavex のマーケティングだったSadao〝Charly 〟Ozeki氏が〝キーボードがいる編成〟〝引き込むギター〟などに引かれ、「これはうちがいかなかったらずいまーでしょ!」と当時の制作チーフ〝Jun-ichi〝Randy〟Tsuchiya〟氏に声をかけた。
土屋氏もビジュアル系では売れないと思ったが、〝曲〟〝ボーカルの声質〟〝メロディーライン〟〝シングルヒットを狙える〟〝キーボードを入れた編成〟などがメジャーでも通用すると思ったらしい。
(INDIES COMPLETE BOX history DVDより)

1.Fantasia(introduction)
作曲:YASU
エンジニアのミスによりFantasiaのイントロ部分がトラック分けされた事により2曲に分かれる形になってしまった。
wikipediaにはタイトルが〝Dearly〟と記載されているが、詳細は不明。

2.Fantasia
作詞:YASU/作曲:YASU
ファンタジーの世界が大好きなYASUが、その世界観を曲にした。
〝フェアリー(妖精)〟〝エルフ(小妖精)〟〝ドラゴン〟が歌詞に出てくるが、本当は〝ドアーフ(小人)〟も出したかったが、マニアックすぎるので、辞めた。
今作の為に制作された新曲。
イントロがDEAD ENDの〝Good Morning Satelite〟に似ている

3.Judgement-死神のkiss-
作詞:YASU/作曲:YOU
もともとの仮タイトルはYOUが持ってきた〝死神のkiss〟。そこからYASUが連想して〝キスマーク〟が思い浮かび、漫画〝コブラ〟に出てくるが話を連想した。
キーボードとしてはダークな部分と明るい部分をあえてつけたり、間奏ににブラスが入ったり、サビでアコーディオンが入っていたり、やっていて楽しい曲とKIYOは答えている。
メジャー時代もよく演奏され、比較的後半に演奏される事が多いが、Dead or Aliveでは2曲目に演奏された。
ヘドバン必須の曲。
Janne Da Arc初のPVがある。
内容はジャケット写真に連動した夜の高速道路での早送り、ライブリハーサル、ライブで構成されている。
テレビ番組などでは一番しか放送されない事が多かった。
もしかしたら、一番しかないショートバージョンしか存在しないのかもしれない。(詳細不明)
後に発売される〝INDIES COMPLETE BOX〟内の〝History DVD〟で一部見る事が出来る。

4.More Deep
作詞:YASU/作曲:KIYO
kiyo曲オーラ全開のナンバー。
自分の好きな様に作った曲だが、出来上がった時に気づいたが、すっかりYASUの存在を忘れていた。どういう事かと言うと、歌が入る事を考えていなかった。
インストの方がかっこいいとの事。
この歌詞の意味は〝お上品なナンパ〟。
→もっと深く→More Deep。
この曲ではキーボードのいろんな効果音が隠されており、ゲームでいう〝裏技〟みたいなもんとの事。
リリース前後を除いては演奏頻度は極めて低い。
FC限定ライブで披露された事がある。
↓2022.11.01にyou,kiyoチャンネルにてセルフカバーがUpされた

5.So Blew
作詞:YASU/作曲:KA-YU
KA-YUはシングルカットを狙って作ったらしく、初めて自分で打ち込みをして、メンバーに配った作品。
ライブでは
♪終わらない悲しみの中〜♪
という部分はYOUが歌い、後からYASUがコーラスに入る。インディーズ時代に去っていったメンバー(前ドラマーのCHIBA氏宛か?)に向けられた曲。

6.Confusion
作詞:YASU/作曲:YASU
メジャーデビュー後も演奏頻度が高い曲。
漫画〝寄生獣〟の主人公〝浦上〟がモチーフ↓

この主人公はとてつもなく残虐な殺人鬼だが、歌詞にでてくる主人公はそこまでヤバいやつじゃなくて、一人の女の子を追い回す、ストーカーの事。
ライブではCD盤とは違うイントロではじまり、YASUが手を混ぜるような振りが恒例。
今作の為に制作された新曲。

7.Speed
作詞:YASU/作曲:KA-YU
インディーズ時代、KA-YUがバンドを抜けてバイクの世界に行った時の事を歌っている。
ライブではイントロが長くアレンジされ、YASUがヘドバンを煽る事が多い。

8.闇の月をあなたに、、、
作詞:YASU/作曲:KA-YU
KA-YUが生まれて初めて作った曲で、思いいれがすごくあるらしい。
3rd demo tape〝-third-〟収録曲の再録音で、イントロなどが変更されている。
仮タイトル時は〝Dark Moon for you〟
であったが、YASUにダサいと言われてかえた。
また、アプレゲールvol.21では〝闇の月夜〟というタイトルと言っている。
〝Stare〟の歌詞の中に登場する、
〝月を歌う夜〟の〝月〟とはこの曲の事。
歌詞の内容は〝竹取物語〟からきており、〝あなた〟(貴女)と〝あなた〟(貴男)の見分けをちゃんとしてほしいらしい。

1998.03.18@京都MUSE HALL
〝REVOLUTION 3rd STAGE〟
SET LIST
1.Strange voice
2.FAKE
3.ICE
4.新曲(More Deep)
MC
5.Noise...
6.Resistance
7.Labyrinth
8.闇の月をあなたに
MC
9.Blud Tear
10.Legend of〜
MC
11.Lady
12.Speed
13.Hunting
encore
en1.Judgement
en2.Stare


1998.04.11@心斎橋MUSE HALL
〝Dearly〟先行発売ワンマンライブ
SET LIST
1.Fantasia
2.Judgement
3.ICE
4.More Deep
MC
5.Confusion
6.Resistance
7.Labyrinth
MC
8.闇の月をあなたに
9.So Blew
MC
10.Lady
11.Speed
12.Hunting
 encore
en1.Legend of〜
en2.Escape
en3.Stare

98.04.15@新宿LOFT
〝Dearly〟先行発売ワンマンライブ
SET LIST
1.Fantasia
2.Judgement
3.ICE
MC
4.Confusion
5.Resistance
6.More Deep
MC
7.闇の月をあなたに
8.So Blew
MC
9.Lady
10.Escape
11.Speed
12.Hunting
 encore
en1.Legend of〜
en2.Justice
en3.Stare

1998.04.29@並木ジャンクション(EVENT)
SET LIST
1.Fantasia
2.Judgement
MC
3.So Blew
MC
4.Lady
5.Hunting
encore
en1.Stare



1998.05.29@心斎橋MUSE HALL(EVENT)
SET LIST
01.Confusion
02.Lady
03.闇の月をあなたに・・・
04.Judgement-死神のKiss-
05.Speed
06.Stare


1998.06.21@UMEDA HEAT BEAT
JEEZ PRESENTS LiFE Ⅲ
with:Ray/ENDLESS/iLLUMiNA/Ravecraft
SET LIST
01.Fantasia
02.Fake
03.ICE
04.So Blew
05.Confusion
06.Judgement-死神のkiss-
07.Stare

1998.07.11@梅田HEAT BEAT(EVENT)
〝SHOCK WAVE'98 vol.2夏の陣〟
SET LIST
01.Confusion
02.Judgement-死神のkiss-
03.Stare

1998.07.18@川崎CLUB CITTA(EVENT)
〝SHOCK WAVE'98 vol.2夏の陣〟
SET LIST
01.Confusion
02.Lady
03.Stare


1998.07.30@松山サロンキティ(EVENT)
SET LIST
01.Fantasia
02.Speed
03.More Deep
04.So Blew
05.Judgement-死神のKISS-
06.Hunting

1998.09.13@ON AIR WESTワンマンライブ
SETLIST
1.闇の月をあなたに、、、
2.Lady
3.Resistance
4.-S-
5.Confusion
6.Labyrinth
7.Psycho Dance
8.Blue Tear
9.Legend of〜
10.So Blew
11.Speed
12.More Deep
13.ICE
14.Judgement
encore I
1.Fantasia
2.Escape
encore II
1.Stare
1.



★個人的感想★
ジャンヌダルクを知ったのがRED ZONEである自分は、当時既にプレミアがついていた、この〝Dearly〟の初回盤の〝マドモアゼルな野郎達〟がどうしても読みたく、ヤフオクで購入した思い出の作品。
ただ、先にビデオの〝CHAOS  MODEツアー〟を何回もすりきれるくらい見ていたので、最初このアルバムを聴いた第一印象は、全体的にボーカルがこもって聴こえ、演奏も軽く聞こえた。
でも、大好きな曲ばかりなので、ライブに向けてききまくった。
いつかリマスター盤として音質が良くなったものをリリースして欲しい。

ほんとのところを言うと再録音して欲しかった。
その時はFantasiaはしっかりとイントロをひとつのトラックにして、So BlewはYOUのボーカル入りでなどと妄想していたが、それが叶わなくなったのが残念。

Janne Da Arc discography 〝LEGEND OF DREAMERS〜終わらない永遠の星座〜〟

いつかまた〝空の向こう〟を見せてもらえる、その日まで、、、

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